建築事例

風景と暮らす家

規模: 地上2階

敷地面積: 498.47㎡

延床面積: 173.24㎡

窓の先に広がる広大な風景。
移り変わる四季の風景とともに暮らす住まい。

敷地は、既存集落地域の端に位置しており、元々はさくらんぼ畑でした。
敷地のすぐ南側は農業振興地域のため、田畑が広がり、視界を遮るものがなく、
奥羽山脈、飯豊連峰、朝日連峰の山々がパノラマ状に望める贅沢な場所です。

この地で生まれ育ち、再びUターンで戻ってきたご主人にとって、これは原風景。
「この場所だからこそ建つ家をつくりたい」というご夫婦のご要望は、
この風景と暮らす住まいとしてかたちになりました。

食卓から望む野山の桜。
入道雲を眺め、過ごす夏休み。
窓を通り抜け、稲穂を揺らす風。
白銀の雪化粧と温かいコーヒー。

迫力のパノラマ窓は、幾多の情景を映し出します。
家に取り込まれた風景は、常に家族に寄り添い、暮らしに彩りを与えてくれます。

窓一面になることで、建物の性能が損なわれないように配慮した設計としました。
イノスグループのデジタルフレーム構法により、構造計算で安全性を確認し、耐震等級3を取得しています。
窓直下にパネルヒーターを設置し、日射シミュレーションによって軒寸法を決めるなど、
温熱環境に配慮して、ペリメーターのケアをしました。

また、生活の中心である2階リビングに至るまで、
家族動線、来客動線が複雑にならないようプランニングしています。
シューズクローク、洗面室、ファミリークローゼットを隣接して設け、
回遊性のある使いやすい家族動線とし、各所に家族それぞれの収納スペースをつくりました。

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※ 2024年 イノスグループ最優秀デザイン賞 受賞

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