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2019.07.03

施工レポート

建て方をしました/天童市S様邸

天童市S様邸の現場で建て方を行いました。
今回の記事では、その工程を写真でご紹介します

 

丸櫻の家は、新築の場合、基本は根太レス工法の床組みを採用しています。
完成した基礎に、木の柱をのせるための木の土台・大引きを取付けます。

写真がまさにその様子。
この時、床下の設備配管をしておきます。床断熱の場合は、約80cm四方の隙間へ断熱を入れ込み、構造用合板で蓋をします。
大工、設備業者さんなど、たくさんの職人さんで一気に現場が活気付きます。

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構造用合板で閉じたら、養生シートを貼りこみます。きれいな現場、仕上りにするためには、これ大事なんです。
外部足場が組まれたら、いよいよクレーンでの楊重と建込みになります。

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さてさて、いよいよ本格的な建て方のはじまりです!!!
まずは、柱の建込みから。
大工が一人で一本の柱を担いで運び、持ち上げてはめ込んでいきます。
大工の力持ちっぷり、ほんと頼もしい
!!
ちなみに、今回は無垢の柱になります。

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大きな梁桁をクレーンで吊って、大工たちが数人掛りで、掛矢(木槌)でカンカンとはめ込んでいきます

今はクレーンがありますが、これを昔は人力でやっていました。
これって、すごいことですよね!
その分、隣近所の人たちも建て方に加わってもらって、たくさんの人の協力を得て建て方を行っていたんだそうです。
良い話ですね~

ちなみに、今でも、増築やリフォームで、比較的小規模な現場の場合は、全て人力で行っています。

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2階も同様に進み、その後、屋根組みに移っていきます。
母屋ときて、棟が取りつけば、晴れて上棟!!
垂木が取付いて、建物の大筋のかたちが見えてきます

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何度やっても、建て方の時の現場の雰囲気は格別です。
ワクワクな高揚感とドキドキの緊張感が相まって独特な雰囲気になります。
建築士からすればワクワクが強いのですが、
大工はドキドキとピリピリが強いのだそうです。

建築士の自分が、「建て方の時って、大工さんたちの顔つきがいつもと違うよね。ニコニコ楽しそうにしてるよね。」と言ったら、大工から「大工たちからすれば、段取りで一杯一杯で、かなりピリピリしてるよ!!」と言われたことがあります(


住宅建設にとって大事な工程がまた一つ行われたのでした!!!

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