お知らせ

2026.10.16

施工レポート

仮設図書館の作り方①

1/1のモックアップからはじまる、木組みの図書館
《今だけの》天童市立図書館ができるまで

メインフレームと書棚ユニット1台分の実寸モックアップを製作。
設計を手がけたOpen Aとともに、図面上のアイディアを、実際につくることのできる仕組みへと変えていくための検証を行いました。

組み立てやすさや木組みの剛性、本を収納した際の荷重を確かめ、寸法と接合部の納まりを決定。棚板と柱のかかり寸法による安定性や見え方、接合金物の種類、背面に設けるアクリルパネルの透過性など、一つひとつ確認。
書棚は、利用する方が直接手に触れるものです。そのため、構造用合板のやすり掛けの度合いや、板の小口を丸めるボーズ加工を試し、安全性と手触り、見た目のバランスを検討しました。

大工が実際に加工・組立を行うことで、図面だけでは見えにくい作業手順を、ものづくりの視点から見直しました。一般流通材の規格に合わせた部材寸法や、材料の無駄を抑える木取りについても検証しています。
釘やビス、特殊な工法に頼らず、地域の大工の手でつくり、解体後も繰り返し活用できる木組みへ。実寸で確かめながら、設計者とつくり手が対話を重ねたこのモックアップが、仮設図書館づくりの大切な出発点となりました。

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